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鈴木眞澄のコメント

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2008年12月21日(日)
 広島の原爆

 来年コンサートを予定している広島の慈学院に伺いました。
 ご住職さまにお話を聞く機会があって、高台にあるお寺の広い窓の談話室から市街地を見下ろしながら伺ったお話です。
 情景を思い浮かべながら読んでいただけたら と思います。

 「遥か遠くに見える並んで立つ二つの高いビル、あの右側のがリーガロイヤルホテルで 高さ150メートルあります。
 原爆はあの真上 600メートルのところで爆発し、その下の地表の温度は3000度あったそうです。
 そして、そこからすぐこの下まで一面真っ黒に焼け焦げて、70年はぺんぺん草もはえないでしょう と言われていました。
 そこの大木は樹齢400年ですから、爆発から免れすべてをみていたのでしょう。」

2008年12月18日(木)
ずっと新しいものを載せられず申し訳ありませんでした。

 この二ヶ月あまりのうちに孫が二人近くにやってきました。
 一人目は「三枝 花」
息子の雄輔が昨年、バレンシアの中学の同級生だったお嬢さんと結婚し 12月22日に生まれた女の子でもうすぐ1才になります。

やってきたと書いたのは、先日ツアー同行しました折りにスペインから嫁と孫を私が連れ帰ったからです。

 ※スペインツアーについてはトップページのスペイン紀行をご覧下さい。

 二人目は「亀田 怜央」
 今年始めに、娘の麻衣はスペイン料理のコックさん(長身でかっこよく踊り手と間違われる…)と結婚し 10月7日に生まれた男の子です。
 こんなふうに書いていくだけで幸せが溢れ出しそうですね。
 こんなに幸せだと何でも許せちゃうし 誰にでもやさしくしてあげたくなっちゃうんですね。
 不思議です。

 親子4代でいつかフラメンコができたら…と夢が広がります。
 どうぞよろしくお願いいたします。

2008年9月23日(火)
よかったさがし

 つらいことがあったら まず自業自得と考える。  もっとつらかったら 宇宙の中の自分という見方をしてみる。
 たいしたことないか〜。 泣いても笑っても同じ一日なら つらいことは忘れて楽しいこと考えましょう。
 よかったさがしをすると結構人生捨てたもんじゃないって思えます。
 フラメンコと出会えてよかった!
元気でよかった!
おいしいものが食べられてよかった!
などなど…

2008年9月3日(水)
雄輔 帰国後のライブ

 雄輔のフラメンコを一言で表すとすれば「精悍」。
  静と動を見事に配置し、静は力強く 動は俊敏である。
 好きな踊り手をめざし近づくために真似していたものから抜けだして、自分の個性を確立しはじめたようだ。

 ジプシーがおさえつけられていた感情を叫びに変えて始まったフラメンコ。
深い嘆きの唄は哀愁と閉じ込められた怒りを表し、明るい唄は生きる喜びを歌い上げる。
 そんなフラメンコの根っこを感じさせる踊り手になった。
 日本の多様なフラメンコ界にあっても変わらず今のスタイルを守り続けてほしい。

2008年8月29日(金)
新人公演の講評として提出した文章です。

魂の踊り フラメンコ

今年新人公演に出演して下さった方々 ありがとうございました。
7、8月の猛暑の中たくさん練習なさったことでしょう。お疲れ様でした。
この公演に出演なさってみなさんにとってよかったなと思えることはどんなことでしょうか。
目標をもってそこにいたるまでの過程が大切でそれこそが人を成長させると信じています。
 いつもこの講評を書くにあたり どんなことを書いたら一番みなさんのためになるのかと悩みます。一人一人を批評するなどおこがましく、一生懸命踊っていらした方々にはただただ拍手です。
楽しんで踊っていらした方々には私も楽しませていただき感謝です。
 三日間 すべての演目を拝見し、フラメンコってなんだろう?そんなことを考えながら委員会にのぞみましたらある先生が「フラメンコって魂の踊りなんですね。」と一言。それがとても印象的でした。技術的にはまだ未熟でもフラメンコ魂を持っていたらついオレーッと声をかけたくなります。 心にわきあがってくる熱い想いをカンテやギターやコンパスにのせて自分の中にため、そして発散する。ためている時の動きはどんな振りにしようか、それを爆発させる時はどうしたら気持ちよくその場にいるみんな(ギター カンテ パルマはもちろん観客まで同じ空間にいる人すべて)といっしょにガーンといけるのか。
フラメンコの起源を考えると迫害されたジプシーが抑えられていた感情を叫びにかえてカンテからはじまったようにそれぞれの思いを振りにのせて表現できたらと思います。 コンパスというきびしい枠の中で自分を表現するのは難しいですが、表面的な動きだけではフラメンコという音楽に合わせて踊るのみで魂がこもっていないように感じます。感情は個人的なもの、それをもっと表した踊りがみたいと思いました。
 フラメンコ魂、自分にも問いかけながら来年はまたどんなフラメンコが感じられるのか今からとても楽しみです。

2008年8月25日(月)
 自然治癒力

 地球温暖化といわれ 季節感が変わってきています。そしてもう秋を思わせる連日の雨。
 人類というウィルスに侵され 体調をくずした地球にも自然治癒力というものがあるはずです。
 人が風邪をひくと熱をだしたり 咳やくしゃみをするようにです。
発熱は温暖化、咳はハリケーン、くしゃみは地震といったところでしょうか。
 人の場合 まわりの例をみると「病気になんか負けない、やりたいことがまだたくさんあるし…」こんなふうに前向きな考えの方は100% 元気になっています。
 病は気から いつでも気分よくいることと 悪いことがあってもすぐ忘れる、 これが大事なことらしいです。
 そして地球も前向きであたたかい気持ちをもった人たちがいればよくなるのかなぁ…などと楽観的に考えています。

2008年8月18日(月)
8月14日に 三枝雄輔が帰国いたしました。

 2006年度 文化庁海外派遣留学生として フラメンコの本場スペインのセビージャで2年間勉強しておりました。
 同じ踊り手としましてはたった2年間留学してどの程度のものが学べるのか、35年フラメンコにたずさわり 未だ悩み尽きない一先輩としての疑問です。
 反面 母としては、若干12才で家族と離れてスペインに住み 身につけた習慣、その頃親しんだサッカーやボクシングなど 心を鬼にして放任した年月がすべてフラメンコのこやしとなってくれたらと思います。
 これからの舞台にてフラメンコと真摯に向かい合い 信じるものをきちんと表現する踊り手になってほしいと思います。

2008年8月1日(金)
マジョール船橋の夏

8月 暑さきびしい折、マジョールの生徒さんたちは、10月の発表会にむけて連日稽古に汗を流しています。
 エアコンのない船橋スタジオの稽古風景は、夏の合宿といった感じで 汗が目に入らないようにハチマキと首にタオルは欠かせません。
思い切り汗をかくので お稽古のあとはスッキリお風呂上がりのように肌がきれいになります。

 もう5年目になりますが、自然とともにあるスタジオで、隣の庭からのやぶ蚊やヤモリも出没。
 温暖化に強く、環境にやさしいクラスなんです。

 暑い夏を乗り切ると 10月発表会本番の頃にはちゃんと体力がついているんですよね。
 これは決して20代 30代の方のお話ではありません。
 年齢に関係なくがんばる人にはがんばっただけのフラメンコが踊れるんです。
 自分にもそう言い聞かせながら奮闘しているこのごろです。

2008年7月22日(火)
一枚の絵

 毎年恒例になりましたスタジオ発表会、今年は教室25周年という節目でもあり スタジオ以外の生徒さんにもお声をかけて80名以上の出演になりました。
 クラスで進めている曲のほかにも踊りたいものの希望を伺いプログラムを決めていきます。
 大勢で踊る曲は振付 構成 演出しますが、それはさながら一枚の絵のようです。
 パズルのピースをみなさんに渡し それぞれがそのピースを美しく、くっきりと仕上げて本番の舞台にあてはめてゆく。
 そうやって何枚もの絵をみんなで描きあげるのがマジョールの発表会なんです。
 暑い中 自分のピースを大切に仕上げるためにお稽古に汗を流し、秋には素敵な数々の絵をお客様にご覧いただけることでしょう。

2008年7月5日(土)
75才の復活

 '93年に、初めての川口リリア公演に参加していただいた生徒さんがいました。
 その方は、当時60才でその後 膝を悪くなさってお稽古をやめられました。
 それから15年が経ち、私自身も膝や肩の痛みを感じ、年上の生徒さんの気持ちがわかるようになってきました。
 つい先日のこと、前述の生徒さんが再びお稽古にいらして やはりまだ膝は痛むけど負けずにやってみようかしら…とおっしゃいます。 
 すべての人が年をとります。そして体力と筋力も衰えてついつい守りの態勢になってきますが、この方のなんて素晴らしいこと。
 75才の復活 バンザイ!

2008年7月3日(木)
7月と言えば夏休み

先日 生徒さんと夏休みの宿題についての会話がありました。
早くに終わらせてしまう人、計画通りきちんとこなす人、ぎりぎりになって慌てる人。
今 10月の発表会にむけての準備はまさしく宿題の取り組み方と同じです。すぐ振り付けを覚える人、きちんとおうちでもおさらいをしてくる人、なかなか覚えられないけど雰囲気のある人。
そうしてみると、人はみんな小学校の時とやり方は変わっていないのですね。
みんな同じではつまらない、人にはそれぞれ個性があってみんな違うから世の中おもしろい。
その個性こそフラメンコの真情です。
それぞれが違う花を咲かせて実を結ぶ。
そんな発表会の準備に、この夏もお稽古に汗を流します。

2008年6月24日(火)
町田クラスの発表会を終えて

 深い嘆きの唄であるソレアを一年かけてお稽古してきたクラスの発表会でした。
 みなさん一様にまだ舞台にのせるのは無理と思っていたようですが、「やはり踊ってよかった」、「うまくはいかなかったけど後悔はない」、「自分がソレアを踊るなんて夢だと思っていた」。
他にもたくさんのすてきな感想がありました。
 それぞれが一つの幸せな時を過ごしたんだな とお客様も私も実感できた発表会でした。舞台を降りたみなさんの顔がきらきらと輝いてそれを物語っていました。
 フラメンコの神様に感謝です。

2008年6月2日(月)
同窓会 2

 私の高校時代は、小松原庸子先生にフラメンコを習っていて 時々舞台にも立たせてもらっていました。
本番の日は学校を休まなければならなかったのですが、進学校でしたから認めてもらえず、担任の先生が「それじゃあ 風邪ってことにしておくかぁ…」と理解して かばって下さったのが今でも忘れられません。
きびしい校風の中でも恩師のあたたかさがあったからこそがんばってこられたのですね。
そして美術の先生には、
「フラメンコぉー?あれはおまえ 酒飲むとこでぇ スカートピラピラさせて踊るもんだろうがぁー 」なんて…
うまくなってばんかいしてみせる!と悔しさがパワーになったこともありますね。
今でもお元気なお二人 ありがとうございました。
最後に、もう亡くなられましたが、つい5年前のクリスマスディナーショーまでご夫妻でいつも仲良くステージを見にいらして下さっていた地理の先生、今もご案内をだすたびに、ロビーでご挨拶してくださる微笑ましいお姿を思い出します。 
先生が余命何ヶ月と宣告されたとき 奥様の方が先に逝かれました。先生もすぐあとを追うように…本当になかよしだったのですよね。
きっと天国でもおしどり夫婦ですね。
ありがとうございました。

2008年6月2日(月)
同窓会

 私は埼玉県立蕨高校出身で、毎年6月頃同窓会があります。
そして 毎回50歳を迎えた学年が主役になり、ホームカミングデーとして 高校当時の先生をお呼びし授業を再現します。  今年も126名もの50歳のおじさん おばさんが集まって、出席点呼から始まりました。(私もその仲間です)
次にすでに他界された先生や友達に黙祷を捧げます。(えっ、○○さん亡くなっちゃったの?!などのささやきが…)

次に先生から
もうかなりなご年配ですから主にご自分の近況報告で終わってしまいますが、生徒指導の先生は「きびしかったからみんな僕をうらんだことでしょうけれど、本当はみんなともっと仲良くしたかった…」
白髪の80歳を過ぎた好々爺となった先生に言われるとつらい思い出も吹き飛びます。
卒業以来33年振りの集まりでしたが、高校一年生からフラメンコを始めた私にたくさんの友達が「テレビ見たよー!」とか「本読んだよ、図書館に勤めてるんだ!」などと激励の言葉をくれました。
あれからずっと一つのこと やり続けてきてよかったな…と思えた一日でした。みんなありがとう!

2008年5月26日(月)
発表会に想うこと

すべての生徒さんに発表会に出演していただきたいといつも思います。
それは、フィナーレの大きな拍手につつまれたらすべてが報われるから…。
お仕事のつらさや プライベートの事情 お稽古がうまくいかない悲しさ…
たとえほんの少ししか出演しなくても、本番の踊りがうまくいかなくても  そこに立つことがどれほど大変なことかフラメンコの神様はわかってくれるんですね。
経済的な理由で出演できない人やお稽古すら続けるのが難しい人がいると思うことは、「自分が大金持ちだったらなあ…」 
お金でしあわせは買えないけれど、人をしあわせにしてあげることはできますものね。

2008年4月20日(日)
留守中の生徒さん

  地方の仕事やスペインに行くとき、通常のレッスンをお休みしなければなりません。
 その間 舞踊団の人たちが代教してくれますが、みんな帰りを待っていてくれます。
 今回のスペイン行きは8日間でしたが、帰ってはじめてのレッスンのときはみんな「おかえりなさい!」とあたたかく迎えてくれます。
 そんなとき、私はなんて幸せな仕事についているのでしょうー!とつくづく思います。
 仕事や人生に悩む生徒さんが、レッスンを終えて晴れやかな表情になって帰っていくとき、自分の仕事に一番やりがいを感じる瞬間です。
 スペインの田舎に比べるとなんともストレスの多い日本の生活ですが、フラメンコを通じてみなさんの清涼剤になれれば…
 それが私の仕事です。

2008年4月16日(水)
 スペインに行って思うこと

 今回、アルバセテのフカル川のほとり、渓谷の町 アルカラ デ フカルにご招待いただく機会があり、初めての経験をたくさんしてきました。
 岩肌を利用して作られているおとぎ話に登場しそうな家、暖炉で焼いてくれたひつじと豚の夕食、カモミールやローズマリーなどがたくさんはえている裏庭で作ってくれたパエリア、水道はひいてるけど飲むのは直接泉からが一番 と言ってつぼをもって水汲みに…
 違う時代にきたような感覚と忘れていたものを思い出した気分がしました。
 その町で生まれ、外にでたことがない とおっしゃる老夫婦と話したら、お前は元気でしあわせか?と聞かれました。
 誰にでも自然に挨拶をし、元気かどうかたずねる、人としての基本ですね。
 いつもスペインへいくと何かをみつけます。

2008年3月18日(火)
フィエスタ デ マジョールを終えて

今年最初の発表会でした。
スタジオもカルチャーも、枠を外して参加申し込みができるようにしたのでバラエティーに富んだ出演者でした。
 何よりみんな上手くなるのです! それが年齢には関係なくです。
 今回の年長さんは70代でしたが、すごい上達ぶりでした。
 そして私は十年も踊ってなかった曲を選んで きっと誰よりも緊張してたかも…
 みんな一生懸命お稽古して 夜も眠れないほど緊張して、前日まで悪あがきをして いくら練習しても完璧にできない、キリがない、足も痛い… 
 こんなに山ほどあるごちゃごちゃですが、たぶん 一生無くならないごちゃごちゃですが、それが生きてるってことかなあ…
 そんな中でも、たまにフラメンコの神様のお告げがあったりします「応援してるからね!」って。
 私はこの発表会が終わってホッとしたのか風邪をひいてしまいました。
 これもお告げで、少しお休みしたらってことでしょうかね…?

2008年3月3日(月)
〜フラメンコ愛好家〜

 お仕事としてやらせていただいていると お客様や生徒さんに対しての責任がありますので、楽しんでいただけただろうか…?
お支払い下さったチケット代やお月謝に見合ったことをご提供できているだろうか…?等
 心配が絶えません。

 でも ふと思うと私は誰にも負けないフラメンコ愛好家なんです。
 フラメンコ大好き!
 まだまだ 未熟者だけど自分のために楽しんで踊ったり唄ったりしたら もうそれは最高!とっても幸せ!
 何についても楽しむ心を忘れないでいたいものです。

2008年2月16日(土)

 世界中に何十億という人間が生きているのに、何故この国のこの時代に生まれたのだろう。
 何故この人とめぐりあってこの子を産んだのだろう。
 「縁」という言葉をよく聞きますがご縁があって結ばれ、家族になる、新しい人たちと知り合う 子が生まれ 孫が生まれる。
 大きなゆったりとした川のような時代の流れの中にいて 大切なものを丁寧に育てていきたいと思います。

2008年1月5日(土)
清らかな魂

 偽り という字を昨年はたくさん見ました。
 自分は出来る限り誠実に生きたいと思うのですが、この人には到底かなわないと思うすばらしいフラメンコ界の先輩がたくさんいます。
 まさに清らかな魂をもった達人たちです。
昨年もそんな先輩方に助けられた一年でした。
 今年はどんな年になるのか…
  1月15日に50歳になるので年相応にもう少しがんばりたいと思います。
 今年の目標
 魂を磨き、老いていくことにもきちんと向かい合い、情熱はいつも心に燃やし続ける


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